(復活ストーリー③)無職なのに株で大損する

スポンサーリンク

引きこもって、気が付いたら24歳になっていました。

本当に何もせずに、毎日が過ぎていき、あっというまに24歳になっていました。

普通に浪人せずに大学に入学し、普通に卒業して、普通に働いていたら、社会人2年目として頑張っているときに、自分は毎日、布団の中でした。

地元の友達は、すでに結婚して、子供が大きくなっている人もいます。

自分のこれまでの生き方を、自分で全て否定してしまい、本当につらい日々でした。

当時は、家に祖父も祖母もいて、どんな気持ちだったのでしょう。

近所でも成績が良く、学級委員長を務め、部活でもキャプテンするなど、自慢の孫だったはずなのに、本当に不甲斐ない姿を見せてしまい、今はもう謝ることもできませんが、そのような自分を長く見せてしまったことを、本当に後悔しています。

ある日、祖父が言いました。

「●●よ、株に興味があって、少し稼いだと言っていたじゃないか。毎日やることがないなら、俺が持っている200万をやるから、やってみたら。」

大学生のときに、SBI証券に口座を開いて、数万円儲けたときがありました。

そのことを覚えていた祖父が、完全にダメになっていた自分に、少しでもやる気をださせようとして、少しづつ貯めていた200万円を預けてくれたのです。

無職で絶望だった自分が、急に200万円を運用できることになり、一気にテンションがあがりました。

そうだ、この200万円を2倍にしたら、400万円になるから、200万円を祖父に返して、残った200万を増やしていけばよいんじゃね。

実力はないくせに、妄想癖があり、株は勝てると変な自信をもってしまい、Yahoo!ファイナンスで見かけた株、ベストブライダルの1銘柄に200万円全てを投資してしまいました。

買ったその日から、株価がぐんぐんと下がり、あっという間に150万円になってしまいました。

またしても、身体が震えました。何をしているだ、自分は。

祖父が一生懸命貯めたお金を、あっという間に50万円も失ってしまうなんて。

それから売買を繰り返し、最終的に130万円しか残っていませんでした。

祖父には、とても言えませんでした。

またしても、自分の不甲斐なさと、自分の能力の無さ、運の無さに、絶望を感じてしまいましたが、株の運用を始めたことで、自分の気持ちが徐々に立ち直っていることに気が付きました。

祖父には悪いが、この130万は当面預からさせてもらい、もう一度、人生スタートさせよう。

130万を使って、ボロアパートに引っ越し、既卒でも構わないと言ってくれる、就職先を探そう。

無職2年が過ぎて、3年目の5月、ボロアパートに引っ越して、就職活動を開始することになりました。

結果的には、祖父にお金を返すことができるのですが、その時は、130万円を嘘ついて盗んでしまっているよう感覚でしたが、人生の再スタートに使わせてもらったのです。

ここから、私の逆転劇がスタートします。

コメント

  1. […] […]

  2. […] (復活ストーリー③)無職なのに株で大損する | 3年間のひきこもり&無職… […]

タイトルとURLをコピーしました