某資格試験には、大学卒業して、就職せずに無職になってから、1年は本気で合格に向けて毎日それなりに努力しました。
本気で合格したかったのか、ただ就職したくなかっただけなのか、今となっては自分の気持ちが正直不明ですが、それなりに努力した記憶はあります。
大学卒業から1年間は、中途半端にバイトしながらも、それなりに勉強しました。
ただ、無職2年目で挑んだ試験ですが、全く合格できる気配はありませんでした。
試験中に将来が不安になって、全く手につかなかったことが、ついこの間のことのように、思い出されます。
僕は試験合格する能力がないのに、何を思いあがって、こんな難関試験に挑んだんだろ。
長い期間、準備してきた試験ですが、試験中に、もう一生合格できないと悟りました。
それから、1か月間、自分が何をしていたか記憶はありません。
試験終了後から1か月後、夢なのか現実なのかよく分からないなかで、自分の存在に気づきました。
その時の自分は、眠れないし、身体が変な臭いがするし、何をしてよいか分からず、布団でブルブル震えていました。震えている自分が存在していることに気づいたのです。
そして、自分の置かれている状況が分かりました。
24歳、大学既卒、無職。就職活動したことなし。貯金わずか。絶望。
唯一の救いは、メンタルがボロボロだけど、病気なし、ということだけでした。
今の自分から考えると、そのまま就職活動して、人生リカバリーに動けばよいものの、何もやる気がなく、貯金をくずして、毎日寝て過ごす道を選んでしまったのです。
大学卒業して、就職していった仲間はきっと華やかな社会人生活を送っているに違いない。自分はなんて、取り返しのつかない選択をしてしまったんだ。
毎日毎日、悔やんでいる自分がいます。
今から就職活動しても、うまくいくわけがない。「2ちゃんねる」見ても、ネット上の住人たちが既卒で卒業できなかったやつは、もう終わっていると言っていました。
当時は、第二新卒なんてワードもまだなく、既卒はリクナビにも登録はできません。
完全に詰んでしまった。
布団から、もう出ることができなくなってしまい、引きこもりになってしまいました。
寝ていると、あっという間に1日が過ぎていきます。
父も母も、大学まで出させたのに、就職もせず、廃人同様に家にいて、苦しかったと思います。
今になっては、そんな両親の気持ちも察することができますが、当時の自分はあっという間に過ぎていく1日を、ただただ、ぼんやりと過ごしていました。
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